今まで、こうしたことを書いたことはありませんでしたが、今回の鹿島での騒動を受けて、
きちんと書いておきたいと思います。
先日、ジーコ皇帝とお会いした時に、どうしてジュビサポなの?なんて、訊かれて、
「名波が好きだから」とありきたりなことを言ってしまったのですが、実は半分違います。
かなり、独りよがりで、一部の方を不快にさせる理由なので、今まで伏せてきたんですが。
高校生くらいまでは野球の方が好きな人でした。巨人ファンでした。前にも書いたことがありますが、
38℃の熱を押して横浜スタジアムへ行ったこともあります。その試合で現中日監督の落合さんが
審判への異議で退場になり、現解説者の原さん(僕のアイドルだ)が代わりに出てきてホームランを打ちました。
一生忘れない思い出です(確か、95年の6月7日。5−7で横浜の勝ちの試合)。
高校時代は家に帰ると、ラジオをつけてテレビ中継が始まるまでの1時間ほどの時間を
過ごしていました。おそらく、現在の友人が聞いたら笑うほどの野球馬鹿だったんです。
スポーツ雑誌を買い集め、野球に関する記事ならどんな記事でも読んでいました。当時は
12球団の選手のほとんどの名前とポジション、おおよその打率、防御率を把握していたもんです。
今では、巨人の選手のスタメンすら言えませんが(笑)
では、なぜそうなったのか。簡単に言えば、熱烈なファンゆえに、野球を知りたいがために、あらゆる
本、雑誌、新聞記事を読みすぎたために、
汚いところまで知りすぎたということでしょうか。
野球界に根付く、汚い体質が見えてしまったということです。
一部ファンと暴力団の関係、ドラフト自由獲得枠に関する裏金、アマチュアとプロの相反、高校野球部での
卑劣ないじめ、不祥事隠し。
今話題のこうしたことを高校生ですべて知ってしまったわけです。
私はそれから野球を見なく、憎むようになりました。
代理になったのがサッカーでした。きっかけは1990年イタリアワールドカップの
ビデオでした。決勝トーナメントの1回戦。スペインVSユーゴスラビア。
ピクシーの芸術的なトラップ、シュート。その他の選手たちの芸術的プレー。
恥ずかしながら、そこで初めて、前年に行われたワールドカップに日本が惜しくも出場できなかったという
ことの意味を知ったのです。
(明日に続く)