私はなぜ磐田サポなのか(続き)


 名波浩は好きでしたが、特定のチームのサポではありませんでした。

 ただ、特定のチームは嫌いになりました。どことはいいませんが。


 ちょっと、話をまた野球に戻します。


 野球嫌いを決定的にしたのは、選手、監督の審判に対する暴力、抗議でした。

 なるほど、星野元阪神監督はいい監督だったかもしれませんが、

 私が彼の名前を聞くときに思い出すのは、あの審判に対する暴力事件です。

 
 巨人の名前を聞いて思い出すのは、審判にボールを投げつけたあの行為。

 永久追放になったにも関わらず、半年後、巨人のピッチャーが足りなくなると、

 当たり前のように奴は開幕からベンチ入りしていましたね。


 それに比べると、メジャーリーグやサッカーでは審判の威厳というものが

 堅く守られていると感じさせられます。


 さて、話をサッカーに戻しましょう。


 そのチームが嫌いになったのはサポを見ている時でした。

 審判に文句を言いに来ているのか、サッカーを見に来ているのかわからない。

 こんなチームがJリーグ最初のステージの王者だったのか。

 がっかりしました。

 さらにがっかりさせられたのは、1993年のチャンピオンシップのビデオを見た時。

 ボールにつばを吐くブラジルの英雄。

 こいつを信仰している狂信者ども・・・。そのチームが心底嫌いになりました。


 だが、残念ながら当時はそのチームの全盛期。


 スポーツニュースを見れば、彼らが勝利の雄たけびを上げているシーンばかりです。



 こいつらに精神的ダメージを与えるようなチームはないものかな。


 そんな風に思っていた時、あの試合がありました。


 1998年5月5日です。


 この試合。


 恐らく、ここにいらっしゃる皆さんなら↑のスコアシートを見ただけで、

 「あの試合か」

 とお分かりになるでしょう。Jリーグのベストとも言ってよいあの試合です。

 
 
 名波のフリーキックで背中を押され、

 トシヤのVゴールでには飛び蹴りをされました。

 日本代表の名波ファンだった私が、ジュビロサポになったその瞬間でした。



 そして、それは間違いではなかったと確信しています。