磐田 VS 札幌


 7番は怪我のため欠場。2番が怪我から復帰したものの、
木曜日に10番、23番がDeutschlandとの守るだけの試合の中盤に使われてしまい、
10番は欠場、代わりにトップ下を勤める23番も運動量が少ないなど、
試合開始当初から、「香ばしい匂い」がプンプン漂う丸亀競技場。


 DFの裏をガンガン狙われる。とくに14番のサイドの方は、
札幌のパスの精度がもう少し高かったら、危なくなるシーンが山ほど。
攻めは、ボールは持てどされど進まず。右サイドの4番はミスパスを連発。
相手のカウンターの起点になる。
流れとはあまり関係のない23番のシュートがクロスバーを叩いたシーンだけが、前半の見せ場。


 後半、9番ドーピングを使うと、チーム全体にスペースを使う意識が生まれる。
9番が起点になって、次々とチャンスを作り出すが、ゴールは生まれず。
逆にカウンターから危ない場面を作られ、自陣ゴール前でのFKやCKが多くなる。
0−0の試合終了直前には、CKからほぼフリーでヘディングされるが、クロスバーを越える。
23番が手を投げ出していたことと外れたことは多分、関係ない。


 延長開始から、疲労を考慮すると、本当は出したくなかったどころか帯同すら
させたくなかったであろう、10番を投入。
10番期待に応えて、いとも簡単にDFラインの裏へ抜け出し、Pエリア内で
一人を巧みにかわして、8番へマイナスのパス。
8番のシュートがGKに弾かれたところを、13番が押し込んでVゴール勝ち。


 トシヤがいるか、いないか。だけが、この両チームの差であった。