代表の誇り
西 「代表が名誉であるってことを伝えられる選手がいなくなりましたからね。2002年の選手も若い選手ばかりだったからその頃から始まっていたのかもしれないけど」
で 「他国の選手とか見ていると本気度が全然違うじゃないですか。彼らは代表のユニフォームを着てプレーするということがものすごく名誉なことだと分かってるんだと思うんだけど、今後も含めて、日本の選手達はあそこまで真剣になるのかなあって不安」
さ 「でも、日本も昔はあったからね」
ブ 「それは大切なポイントだよね。『喋る人がいない』とか『飛行機が・・・』とか言うんだったら、来るなって。そういうのおかしいよね」
西 「でも、サポもそういうところがあるから。代表に自分のチームの選手が呼ばれると、『うわー、またコンディション崩されて帰ってくるからやめてくれ』とか考えちゃうきらいがある」
で 「確かに、俺もそう思いますもん」
さ 「いや、それはジーコの代表だと、本当に崩れて帰ってくるからですよ。磐田なんか相当でしたよ。西*1とかは壊れて帰ってきたし」
で 「西なんて、あれから変な選手になっちゃったし」
さ 「あそこから、西はおかしくなっちゃったよね」
で 「たぶん、なんか埋め込まれたんですよ(笑)」
西 「自己矛盾だよね。代表にウチから選ばれたら『やったー』って思わなきゃいけないのに、どこかに『でも、コンディションが・・・』って考えてる自分がいるっていう」
で 「そう。喜ばなきゃいけないんだけど、『なんだよまた連れて行きやがって』って思っちゃう自分が嫌だ」
ブ 「2002年の時は?」
さ 「あの頃は磐田の選手はスタメンで出てなかったから。みんな途中交代だったし。ロシア戦なんか3人交代で出てきたの磐田の選手だった」
い 「千葉の選手なんか選ばれたらすごい喜びそうな気がするんですけど」
さ 「あの、巻が選ばれたときの巻とオシムの練習場での写真見ました?あれ、いいですよね」
ブ 「でも、巻が選ばれたときの、マスコミのスターシステム発動はむかついたな」
い 「それより、出られなかった遠藤が可哀想」
西 「最終戦とか、『熱を出した俊輔より、下なのかよ』って腹が立った。テレビ見てて、激怒しましたもん。あんな熱出してグダグダの俊輔だったら、元気で技術もしっかりしてるヤットがなんでピッチにいないのか」
さ 「そういうチームマネージメントはジーコは最低だよね」
西 「試合前の俊輔の映像とか死人みたいな顔だった」
さ 「やばかったよね。試合前から」
西 「みんなと一緒に頑張ろうとか、そういう顔じゃなかった。いっぱいいっぱいで」
ブ 「今回のワールドカップのDVD見たいよね。『6月の勝利の歌を忘れない』みたいなやつ」
さ 「いやー、ブラジル戦のハーフタイムとか試合後とか見たいわ(笑)」
一同 「わははは」
さ 「ほら『6月〜』でも、ベルギー戦のハーフタイムはカットされてるじゃん。松田がキレたからでしょ?多分」
ブ 「今回のはすごいことになってると思うよ」
西 「ビデオ、回してますよね?」
さ 「D通が回してるでしょ」
で 「前回、D通でしたもんね」
ブ 「絶対、D通は出さないと思うけどね」
で 「ひた隠しにするでしょうね」
西 「出さないかな〜♪」
い 「でないかな〜♪」
で 「話、変わりますけど、前の代表チームには人間力*2の功績も結構あったよね」
い 「あー、選手に声を掛けてたりとか、しましたもんね」
ブ 「フォロー入れたりとかね」
さ 「ジーコのチームにはそういう役割の人がいなかったもんね」
い 「山本さんは二番手になって気を遣うタイプだよね」
で 「監督の能力は山本は全然なかったと思うけど、あのポジションは良かったと思うんですよ」
さ 「あのDVDの最後で『いやあ、山本さんは良かったよ』っていうシーンがあったよね。『山本さんは』ってどういう意味だよ?とか思ったけど(笑)」
で 「『山本ニッポンで行こうよ』とか言ってましたよね(笑)」
ブ 「あのDVDは名作だよね」
西 「面白かったのが、私の周りの人がワールドカップ始まる前にみんなあのDVDを見始めたのはなんでだろうと思って(笑)」
さ 「悪いものを見る前に、いいものを見ておかないとさ。プラスマイナスで中和されるように(笑)」
ブ 「僕もクロアチア戦の前にテレ朝が事前番組やってるときに『6月の〜』みてテンション上げたから。だって、料理番組とかやって、クロアチア料理とか食べてるんだもん(笑)」
さ 「そんなのやってたんだ(呆)」
2006年
ブ 「アメリカ戦もキーポイントだったねえ。実力を測るという意味ではすごく大切な試合」
い 「そうですね。あれだけやれるアメリカがW杯でああいう結果に終わったことを考えると・・・」
ブ 「ああ、国内最終戦のブルガリアとスコットランドの試合・・・。すごいグダグダだったなあ」
さ 「あの試合を見ていて、すごく悲しかったのが、『当落線上』にいた選手とそうではない選手の意識の違いが・・・誰とは言わないけど、『怪我しないようにやろう』って奴と、巻とか実際に怪我してしまった村井みたいな選手と・・・ああいうチーム作りしちゃだめだよ」
ブ 「あとは希望を抱かせてしまったドイツ戦・・・」
で 「あれは何だったんでしょうね」
西 「あれは、あそこにコンディションのピークがいってしまったのがまずかった」
さ&い 「そのとおり」
い 「4年間のジーコジャパンに一つだけ文句を・・・っていうか沢山言ってますけど(笑)、言いたいのは、フィジカルコーチが悪いんじゃないかと」
で 「里内?」
さ 「長い合宿とか遠征のときに必ず、どんどんコンディションが悪化していったよね」
で 「磐田のフィジコ並みですよね・・・」
さ 「いや・・・仙台か日本代表かって感じ(笑)」
ブ 「本番であれだけ風邪・肉離れだとか出たらねえ」
西 「今回に限らず、何回もだから」
い 「マスコミはあんまり言わないだろうけど、フィジコの件は僕は声を大にして言いたい。明らかに調整失敗してますね」
ブ 「ドイツ戦は、ドイツが余りプレスに来なかった?」
さ 「あの試合の前に、ドイツって試合してたんだよね」
で 「そうだ。中二日くらいで」
い 「そういう意味で、トップギアではなかったのかな」
ブ 「その後のマルタ戦の酷さったらなかったじゃない」
さ 「あれは選手が怪我を恐れてた」
ブ 「で、その後、何か3試合やってと・・・」
で 「ナビスコカップでしたっけ?(笑)」
一同 「はー」(ため息)
さ 「酷いね」
西 「酷いね」
で 「まとめると、『酷いね』ってこと?(笑)」
一同 「ハハハハ」(苦笑)
さ 「でも、それしか言いようがないわ」