ディスカッション後半戦その2

saruneko2006-07-08


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アジアカップ

ブ 「キーポイントはアジアカップ順々決勝ヨルダン戦のPKですよ」

い 「ベストゲームですね」

ブ 「ここで、宮本が英語力を生かして審判と交渉したのがいけないんですよ(笑)。あれがなければ、今頃、首が飛んでたはずなのにw」

で 「ジーコは何だかわからないけど、運がいいですよね。『この試合で負ければ・・・』ってところでことごとく勝ってきましたもんね。偶然(笑)」

ブ 「どっかのチームの川口さんが活躍しなければ・・・」

さ 「まだ、このときはウチじゃなかったですけどね(笑)でも、あのときのPKの時の川口の顔はヤバかったよね」

で 「目が白くなってた(笑)」

さ 「イタコだよねw

西 「誰がのりうつってるの?」

で 「え?・・・ディノ・ゾフ*1とか・・・」

さ 「ゾフはまだ生きてるから(笑)

で 「レフ・ヤシン*2とか(笑)」

西 「パランパン*3だったら良かったのに(笑)

一同「わはははは」

ブ 「ここで優勝したのがなあ・・・中国のあの雰囲気の中で勝ったからねえ」

い 「テレビ朝日ドラマツルギーとうまく結びついて・・・

さ 「それもありましたねえ。ちょっと感動的だったもんなあ」

で 「俺もテレビ朝日に洗脳されて、DVDとか買っちゃいましたもん(笑)セルジオ越後の『ヤター、カッター』とかにもやられたもんな」

さ 「あの反日的な環境で勝ったということが日本国民の心を捉えちゃったのかもぁ

ブ 「ちょうど、反日デモとかあって、うまくニュースとリンクしたよね」

さ 「テレ朝うまかったw」

で 「ここでジーコを仕留めるっていう概念すらなくなっちゃいましたよね」

ブ 「あれで運命共同体になっちゃった」


2005年


ブ 「また、この最終予選の北朝鮮戦で劇的な勝ち方しちゃったからなあ」

で 「大黒がスターにw」

ブ 「その後のイラン戦とか弾丸ツアーでアウェイ行く人が周りにも多かったなあ」

さ 「バーレーン戦なんてサルミーンオウンゴールで勝ったんだぜ(笑)

い 「そうだった!『10番ありがとう』でしたね」

で 「あ、俺、その後のキリンカップのUAE戦は見に行きましたよ」

さ 「どうだった?」

で 「『代表弱え〜』と思って

一同 「ギャハハハハハ」(爆笑)

で 「行った試合、全部感想が『代表弱え〜』ですもん」

ブ 「で、アウェイというか・・・中立地の北朝鮮戦でW杯出場が決定するわけだけど、ここで監督を代えるという選択肢はないよね」

で 「ないない」

西 「その前にまでに代えないといけなかった」

ブ 「出場決定したら盛り上がっちゃうもんね。でも今後の強化のためにはアジア枠を小さくしてくれないと」

い 「『1』は削られますわね」

で 「韓国が負けてアジア勢が全滅しちゃいましたからね」

さ 「ヨーロッパにあげてください」

い 「そうそう。トルコ・デンマークアイルランドとか見たかったんで」



2005コンフェデレーションズ・カップ


ブ 「コンフェデは良かったよね」

さ 「良かったですねぇ。ただ、今考えると、やっぱり本気じゃなかったんだろうなあと・・・。そもそも、このコンフェデの決勝*4とか見てると、真剣度がやっぱり、日本とやるときとは違ったよね」

い 「このコンフェデでブラジルと引き分けたことで、『ワールドカップでも行ける』みたいな論拠が出来上がっちゃいましたよね」

で 「確かに」

さ 「結果的には、ここでの結果で力を測り間違えたよね

ブ 「間違った」

さ 「しかも、ある程度このブラジル戦とかポゼッションできたしね。ギリシャ戦は日本がほとんどボール支配してたし」

ブ 「しかも、このときの俊輔はキレキレだったじゃん」

さ 「でも良く考えたら、そのあとの東アジア選手権で、北朝鮮に負けて、中国と引き分けでしょ

い 「そういえば、このときも1戦目でふがいなくて、2戦目でスタメンみんな代わったんでしたね」

西 「全部代えるっていう意図はどこにあるんだろう?」

さ 「当て馬でしょ」

い 「スタメンの選手の信頼も何もないですよね」

ブ 「トルシエのときは、ヨーロッパへ出て行ってフランスとかスペインとかノルウェーとかに虐殺されてそれを経験としてうまく生かせてたけど、今回はそれがなかった。国内でぬるぬるやってた」



キリンカップの意味

 (試合表を見ながら)
い 「なんすか?この、キリンカップカザフスタンとかシリアって・・・、で、アルゼンチンとやったら、『もう嫌』とか言うわけでしょ。わけわからん」

さ 「もうキリンカップの意味がないよね」

い 「やっぱり、真剣度がない」

さ 「余計にマネージメントは大事になるよね」

ブ 「試合の組み方とか。いいチームを連れてくるとか」

西 「来ても、2軍とかが多いから」

さ 「でも、相手が弱ければ弱いで、どういうことを試すかとか、マネージメントとして考えておかないと。新しい選手を試すとかね。ジーコのチームはそういうのが感じられなかった」

ブ 「まあ、キリンがあれだけJFAと密着してると、キリンカップをやめるわけにもいかないだろうしねえ」

い 「キリンカップを始めたころに比べれば、日本のサッカーが成長したってことかもしれないですけどね」

ブ 「強い国は呼べない、呼んでも2軍とかでは意味がないよね。それで、賞金とビール1年分とかもらっても(笑)」

西 「賞金も勝っても負けても変わらないですからね。優勝したら滅茶苦茶なお金あげるとかして、選手のモチベーションを高めるようにしないと」

で 「代表に呼ばれる選手のモチベーションってどうなってるんでしょうね?昔に比べて、代表に呼ばれることの喜びとかが選手から感じられなくなってる気がする」

い 「特にこの4年間」

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*1:元イタリア代表GK

*2:ソ連代表GK。現役中150本のPKを止めたという伝説がある

*3:2000年シドニーオリンピックアジア一次予選で対戦したフィリピンのGK。丸っこい体格で一生懸命セーブする姿がサポーターの心を捉え、日本のホームにもかかわらず、日本の選手より大きな声援を受けていた

*4:ブラジルvsアルゼンチン