誤解を恐れずに書けば、「今日は楽しかった」のである。いや、もちろん降格してもらっては困るし、試合後は数分間灰になっていたのではあるが、少なくとも今日の試合について言えば、間違いなくここ２年ほどで１番楽しかったのである。
やはり、人間というのは適度な緊張状態の中に置かれて初めてその脳内麻薬的なものを出すのだろう。試合の途中で千葉が札幌に勝ったという情報は分かっていたから、この試合に負ければ自動降格圏である１７位と勝ち点２となるという緊張感。そして、先制される展開。
本当の戦い。はっきり言えば、日本代表がワールドカップに行けるかどうかなんてことには全く興味はなくて、自分にとってはこれが本当の戦い。日常の戦い。その舞台が見慣れないスタジアムになってしまうか否か。それがこの試合に掛かっているかと思うと楽しくて仕方がなかったのだ。
残り９試合。どんな展開が待っているのだろうか。私は楽しみで仕方がない。
そう。せっかくだから、楽しんだ方がいいのだ。
