補強は難しい

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20090629/CK2009062902000175.html

この文章は「磐田さん、補強するなら守備の選手なんじゃないの?」ということを書こうとして、データ厨の僕が書き始めたものの、データを見ると、ちょっと何とも言い難くなってしまったというちょっとアレな日記です。

15節を終えた時点でのJ1リーグの1試合平均得点(もちろん失点も同じ数字)は1.35点です。15試合トータルに直すと、19.94点。これより得点が多ければ、あるいは、失点が少なければ合格なんですね。で、我が磐田さんの1試合平均得点は1.47点(総得点22)。対して失点は、1.80点(総失点27)。つまり、攻撃は及第点で、守備は落第ですね。

もうちょっと詳しく見てみようと思って、各チームの1試合平均得点と失点を偏差値で表してみました。すると、磐田さんの得点偏差値は53.2。まあ、そこそこって感じですかね。対して、失点偏差値は62.5。当然、失点は高ければ高いほど、ヤバイわけですが、相当アレな感じですよね。私立大学文系で言えば、上智・青学・立教・立命館同志社は確実に狙え、中央の法学部や早稲田の教育学部くらいまでも射程圏内の失点力orz

それで、得点偏差値47.5で、失点偏差値71.7というダントツの失点力の柏に負けたんだから、相当守備がアレなんだなあという認識をフロントに持ってもらいたいわけですが、補強は赤嶺さんですか・・・。いや、赤嶺さんは悪い選手じゃないよ。むしろ、良い選手だよ。でも、そこじゃないでしょ?得点偏差値は18チーム中7位なんだよ?失点偏差値2位なんだよ?

これまでは李さんがいたから得点力があったとも言えるけど、李さんなしでも、大分、広島、柏から2点ずつ取ったわけだしさあ。やっぱり、問題は守備なんじゃないのと思うわけですよ。お兄さんは。もちろん、サッカーは野球やアメフトと違って、攻守が完全に分離されているスポーツではありませんから、攻撃力が上がること(攻める時間が長くなること)で、失点が減ることはあるわけですけどね。実際、李さん在籍時と李さん未出場を比べると・・・。


李さん出場8試合(リーグ戦)
1試合平均得点1.88  失点1.25
李さんなし7試合(リーグ戦)
1試合平均得点1.00  失点2.43


こんな感じなわけだし。って、こうやって改めてデータにすると、圧倒的ですねorz

うーん、補強って難しいですねえ。FW一人でこれだけの差がでるわけですから、磐田フロントさんがFWの選手を補強しようというのも分からなくもなくなってきました。

でも、やっぱり赤嶺さんじゃないなあと思うのですよ。李根鎬さん1人でこれだけの差が出たのは、8試合で6ゴール4アシストという未曾有の結果を出した李根鎬さんだからこそだと思うのですよ。先述のとおり、赤嶺さんは良い選手だとは思うけど、李根鎬さんのように圧倒的な個の力を持った選手ではないですよね。そもそも、そういう選手ならFC東京でレギュラーでしょう。

ま、サポーターにできるのは応援することのみ。誰でもいいから何とかしてください(投げやり)