6年前。マリーゼvsエスペランツァという女子サッカーの試合を見に行った。
その試合のことを僕はこのブログに書いていた。そして、その最後を
こんな風に締めている。
「Lリーグ(女子サッカーリーグの当時の呼び方)全体、GKがかなりやばいです。
ゴールキックの正確性、飛び出しの判断力、ポジショニング、全てがヤバイ。
相手ゴールキックが最大のチャンスみたいになってましたらね。これは将来の課題ですね。」
わずか、6年前。素人の僕にこんなことを書かれたゴールキーパーの名前を、
海堀あゆみという。
その彼女がワールドカップで2本PKを止めて優勝した。
これが泣かずにいられるかっ。
表彰式でキャプテンがカップを掲げる。
紙吹雪が緑のピッチと見事なコントラストを描きながら舞い上がる。
キャプテンによって高く掲げられたカップを他の選手達が
自分にも触らせろというように中央に集まって背伸びをする。
サッカーが好きな人なら誰もが憧れるあの光景を
青いユニフォームを着た選手たち、イタリアでもフランスでもない
日本の青いユニフォームを着た選手たちがやっている。
信じられない光景だった。
海堀さんが2本止めただけで、前述のことを思い出して、もう泣いていて、
熊谷さんがPKを蹴った瞬間から、声を上げて号泣。
すごいことなんだよ。ワールドカップで日本が優勝したんだよ。
そんな風に叫んで回りたかった。
本当にありがとう。そして、おめでとう。