松田直樹へ

 二十歳を超えた当たりから、高校球児たちが自分達よりも若いことに気がついて、自分が年をとったことに驚いたり、ベルリンの壁があったことを教科書でしか知らない世代が会社に入ってきたり、「ああ、いつの日かそんな日もくるよね」と思っていたことが30歳を過ぎてから色々出てきてます。

 でも、これだけは嫌だった。

 自分と同世代のサッカー選手が亡くなる。

 いや、漠然と考えることはあったよ。自分が40とか50くらいになったときに代表の選手、一人くらい死んでそうじゃん。その時に、「ああ、あいつはいい選手だったよな」なんてみんなで酒でも飲んでなんていう日がね。


 僕と一つしか変わらない、一級のサッカー人が逝ってしまった。


 僕は小学校から大学まで横浜市のお金で学校かせてもらいませたけど、マリノスは嫌いです。でも、松田は嫌いにはなれなかった。いや、好きと言われば違うとは答えるけど。

 だって、あいつ、馬鹿なんだもん(褒め言葉だぜ)サッカー好きだもん。

 どんなカテゴリーでもサッカーがしたかったんだよ。松田は。


 だから、神が、そういうものがいるならば、彼を自分のもとに旅立たせるのはちょっと待って欲しかった。うるさいよ。そいつ。そうとう、うるさいよ?しらないよ?やっちゃうよ?

 献花式にも言ってきました。準備が悪くてお花を用意できませんでしたが、しっかりとお祈りしてきました。松田が、貴方が好きなサッカーをもっとみんなに知ってもらえるように、休業回転しているこのブログを再開します。



 最後に貴方は私の青春そのものでした。


 ありがとう、やすらかに 松田直樹さ。。。いいや、やっぱり松田直樹