これはなんというか、僕は川越シェフを支持したいんですよねえ。
高校の時の国語の教師がうまいことを言ってたんですよねえ。
「一般に、音楽家として大成するには２代かかる。つまり、両親に音楽的素養があり、幼少期から音楽に慣れ親しんできた環境があり、自らも音楽を志し、初めて音楽家として大成できる。
食通になるには、３代かかる。１代目が財をなし、２代目がその財を使ってその子に幼少期から最高といわれる食材を使った料理を食べさせる。この３代目で初めて、食の本当の良し悪しがわかるのだ」と。*1
こう言っちゃ元も子もないですがね、美味いマズイなんてそれこそ年収300〜400万の人にはわかりっこないんですよ。そりゃ、「いつも食ってるもんに比べれば美味い」というのは分かるでしょうけど。
水が800円だか1,000円だか知りませんけど、それくらい払えよと。そういう店なんだから。なんでもかんでも無料でもらえると思っているのが、日本の大不況の原因じゃないのかと。ただで当然と思っているのが、お客様は神様です的精神が、年間30,000人の自殺者を出す国にしているんじゃないかと。そんなふうに思うわけです。
*1:１代目が財を成した頃には２代目は成長している可能性が高いので、幼児期から本当にうまいものを食えるのは３代目からってことです
