コンフェデのメキシコ戦を見た方の多くが、「ボールの奪い所がはっきりしない」と指摘されているようです。
僕もその点については前に一度指摘したことがありましたが、数ヶ月たっても(というか、ジーコの就任当初から)直っていないわけです。
全くボールを繋ごうとせず、ロングボールで相手に渡してしまうユース代表を見ていると、フル代表のあのだらだらしたボール回しも、「アリ」なのかなと思っていましたが、それは日本がボールをキープできる相手と対戦した時の話ですね。
同格以上のチームと対戦した時には、「ボールを取られない」も大切ですが、「ボールを取る」ことを考えなければいけないと思います(本来、どんなチームと対戦しても考えなければいけないのですが)。そして、それが出来るだけ相手のゴールに近いところであることが必要でしょう。そのためには、無理ない程度に高いディフェンスラインを設定する必要があると思いますし、中盤の選手たちの連動性も必要となります。
残り一年。果たして代表監督はそれをクリアできるのでしょうか。